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薬代を安くしたい!でも、思わぬ落とし穴には注意

ジェネリック医薬品は新薬と違い、安く提供できる薬として注目されています。節約を普段から考えている方であれば、ぜひ採り入れたいもののひとつですね。

ですが、そんなジェネリック医薬品にも注意しなければいけないものがあります。それは輸入された物です。近年ジェネリック医薬品にもなったバイアグラから、その問題を見ていきます。

安い海外製のジェネリック医薬品は危ない?

ジェネリック医薬品は世界中で流通しています。アメリカなどは70%近い量のジェネリック医薬品が流通していますが、日本は30%を下回るくらいで、世界には日本に流通していないものもあります。しかし、その中でも同じジェネリック医薬品なのに価格に大きな違いがあります。

例を一つ上げると、ED治療薬として人気のバイアグラがあります。日本でもジェネリック医薬品として流通しています。このようなジェネリック医薬品は元の製品よりも安く利用できるので、医療費の節約になると期待されています。

ですが、世界で流通しているものの中には日本のバイアグラジェネリックよりも安価で提供されている薬があります。その一つがインドで製造されたバイアグラジェネリックです。インドでは早くからジェネリック医薬品が製造されており、国内の主要産業になるほどでもあります。しかしあまりにも人気があるせいで、インド製のジェネリック医薬品の密輸などの犯罪も発生しており、インターポールが世界的に取締を行った際には、総額90億円近い額のインド製バイアグラジェネリックが見つかったようです。

このような密輸まで行なわれるほど人気の薬なのですが、日本にも無視できない問題があります。それは品質の問題ではなく、国内への輸入についてです。

輸入の理由がない海外製バイアグラジェネリック

基本、海外の薬を日本国内へ持ち込む際には様々な制限がかかります。個人利用なら問題ありません。しかし、これが売買目的ではないことを証明する必要があり、また一定数以上を持ち込めないように個数制限がかかります。

また、医者であれば必要に応じて海外の医薬品を処方することが出来ます。これは薬監証明と言い、厚生労働省に届け出ることで得られます。しかし、「その薬でなければ患者の命に関わる」「国内の薬に代替品がない」といった条件があります。基本EDは命にかかわる病気でもなければ、国内にもED治療薬は流通しているので海外製のバイアグラを輸入する理由になりません。ですが、この条件の一つ「医者の責任のもとで、患者に処方ができる」という条件を満たすことで、薬監証明の申請が通ってしまっているのです。

正規の輸入ルートがないインド製バイアグラ

この様に薬監証明を利用してインド製のバイアグラが日本にも入ってきています。しかし、商品に問題がなければいいのでは?と思う方もいるかもしれません。ですが、重要なのはそもそも日本にインド製のバイアグラを輸入している正規ルートがあいこと。

つまり、どのような流通ルートを通っているかはっきりしないのです。これは輸入元や輸出元に信頼性がない可能性があり、場合によっては輸出元が利益を得るために偽物とすり替えて送っているケースも考えられます。そのため、専門クリニックから処方されたとしてもそれが安全である証明はありません。

薬はただ安いだけで信頼してはいけない

このように医者が処方するものとは言え、安いだけで安心してはいけません。このような問題は薬だけでなく、化粧品や電化製品でも言えることで、安いだけでなく商品に信頼性があるかも重要になるでしょう。

医薬品を安く購入できるジェネリック医薬品でも同じことに気をつける必要があります。ただ安いだけでなく、安くて安心できるものを選べるようになりましょう。