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節約と品性を引き換えにしてはいけない

ディケンズの「クリスマスキャロル」は強欲な老人が精霊に連れられて過去・現在・未来を旅し、自分の罪の深さに気づいて改心するという物語です。 キリスト教において強欲・貪欲(Greed)は7つの大罪の一つにも数えられています。

節約に血道を上げるのも人それぞれの考えがあってのことでしょう。 しかし、人づきあいなど、必要な時にまでお金を出すことを渋るのは決して美しい行為とはいえないのではないでしょうか。

ケチより嫌われる?「しみったれ」

ケチ・みみっちい・しみったれ…お金を必要以上に出し惜しむ人は多くの場合よい印象を持たれません。 しかも、普通よりも金銭的に余裕のある人ほどこうした傾向があるのはどうしてなのでしょうか。

ケチとしみったれ・みみっちいはいずれも同じような意味ではありますが、このうち一番品性を欠いているとされるのが「しみったれ」でしょう。 落語家の三遊亭円丈が、この区別について秀逸な説を披露しています。

「ケチ」は必要なつき合いや支払いはきちんとする。その上で、不要な出費は避ける。 一方の「しみったれ」は、とにかくお金を出すのがイヤ。お金がないわけではないが、必要な出費すらできれば削ろうとする。極端に言えば、お金を払って医者にかかるくらいなら死んだ方がマシ、というもの。

また、食事に行って自分はオーダーせず、人のものを「一口ちょうだい」と言ったり、割り勘での支払いの段になると姿を消したり「財布を忘れた」と主張したり、これではお金はたまるかもしれませんが周りに人はいなくなるでしょう。

義理を欠いてはいけない

「義理」とはわずらわしいものではありますが、人間関係を円滑にするためには避けられないこともあります。 特に冠婚葬祭においてはケチったりしない方がよいでしょう。 その後のつき合いを一切断つというのであれば別ですが、お金よりも大きなものを失うことになりかねません。

出した分は入ってくる、という考え

よく言われることですが、「お金」は流れを作ってあげなければいけません。 貯金は確かに必要ですが、ただ貯め込むのでは停滞してしまいます。

最近流行している「断捨離」も、不要なものを捨て、スペースを作ることで新しいものが入ってくるとしています。 どうせなら「正しいケチ」を目指して支払いは気持ちよく行いましょう!

日頃から節約生活を信条としている人がある日突然豪邸を建てたり高級車を購入したりということはよくあります。 「お金持ちほどケチ」とは、「無駄遣いはしない、しかし使う時はどんと使う」と言う意味なのかもしれませんね。